「俺が奥の奥まで、マーキングしてやるよ」
イヤなはずなのに、Ω≪オメガ≫の本能がドSなアイツを受け入れて――…。
ヤクザの娘でΩ≪オメガ≫の紬は、父親から政略結婚を強要される日々にうんざりしていた。今日もいつも通り破談にしてやる…そう意気込み、お見合い相手の大手財閥の御曹司でα≪アルファ≫・天花寺一織(てんげいじいおり)に会うものの、今まで経験したことのない強い発情≪ヒート≫に襲われて…!?
「こんな快楽、知らない…っ!」
理性もぶっ飛ぶ強烈なフェロモンに誘われ、為す術もなく一織に抱き潰される紬。溺れそうな快感と共にぐしょぐしょに濡らされる度、彼こそが“運命”の人だと教え込まれているようで…。
「君は誰にも、渡さない」
一織の気持ちが分からなくなった紬。彼の前で自らねだるよう、はしたなく腰を揺らし、甘い蜜を溢すが…